趣味のお話~thriller~

 

当方まぁ音楽とかゲームが好きな訳ですが、その中でもとびっきり好きな洋楽について

話したいと思いまする。

高校生になった辺りから洋楽に興味を持ちだして現在に至る訳ですが、その中でも特に好きなのがマイケルジャクソン。


彼の奏でる透き通った美声と80sを彩るポピュラーミュージックの数々。

俗に言うブラックミュージックをメインに彼の曲は成り立ちを見せる。

 

ブラックミュージックとは、直訳で黒人音楽。

アフリカの先祖がアメリカに渡った際、その渡航による生き残りが伝えたとされる曲調で、ベースラインとドラムによる二重奏をメインとしたものである。

 

特にその色が強くなったのが1983年発表のスリラー。

 

このアルバムはマイケルが兄弟で結成したジャクソン5、およびジャクソンズを脱退した後にソロアルバムとして発表した2作目のアルバム。

1979年に オフザウォールという初のソロアルバムを発表していた。

(こちらもdont stop till you get enough と   rock with you の二曲で全米1位を獲得している。  個人的にはこの二曲よりも she's out of my life(あの娘が消えた)の方が好きなので是非。)

がしかし、マイケルを更に人気の絶頂に立たせたのがこのスリラーだった。

トラック1の wanna be startin sometinから 解き放ったと言わんばかりのブラックミュージックの数々。

極めつけにはP.Y.Tという明らかな黒人舞踊風の音楽まで存在している。

トラックごとに書くと

1.wanna be startin somethin

2.baby be mine 

3.the girl is mine 

4.thriller

5.beat it 

6.Billie jean

7.human nature 

8.P.Y.T

9.the lady in my life

 

3のthe girl is mineはザ・ビートルズのポールマッカートニー作曲。

聴いてもらえれば分かるが、マイケルとデュエットしている。

 

余談ではあるが、このスリラーと前作のオフザウォール、そして次作であるバッドは全てクインシー・ジョーンズがプロデューサーとして付いている。

90歳を超えてなおご存命で、マイケルと並んで世界一アルバムを売った男としてギネス世界記録に認定されているとか。

 


また、この頃のマイケルは熱烈なクイーンのファンとしても知られていた。

黒人差別の色がまだまだ濃かった1980年代前半、マイケルはブラックミュージックをメインとしたアルバムを発表することに抵抗があったそう。

しかしクイーンが1980年に発表したアルバム 「ザ・ゲーム」に収録されている

「地獄への道ずれ」は当時黒人舞踊に興味があったベーシスト、ジョン・ディーコンによって作られた紛れもないブラックミュージックであった。

白人が黒人音楽を出すというのはキングオブロックンロールとして知られる

エルヴィス・プレスリー以来のことであった。

マイケルはこの一連の出来事に酷く感銘を受け、thrillerを発表するに至ったとされている。

 

 beat itは直訳すると「殴れ!」という意味だが、実は非暴力について謳っている曲であったりと

この頃からマイケルは徐々に社会問題へと手を染め始めます。

知る人ぞ知るビリージーン、このアルバムの隠れ神曲と言われるhuman nature。

どの曲も本当に神なので、この世に生きる限り絶対に手に取って聞いて欲しい

世紀のモンスターアルバム の紹介でした。

 

死後発表されたソロアルバム以外は持っとります。exapeとか。